ファブレスメーカーのシンワバネスがどのような流れで
設計・開発・製造を行っているのかご紹介いたします。
01
お客様が「今困っている内容」「当社に求めたい内容」を、十分に聞き出すことを心掛けています。そのため8割以上は聞き手側に回るようなイメージをもってヒアリングします。
お客様の要求の先にある「なぜ、この要求が出てくるのか?」という意図を探り、提案のヒントに結びつけます。そしてスケジュールを明確にすることも大切です。
02
多くはこれまで設計してきた15,000点以上に登る実績ベースから最適条件にカスタムしていく流用設計ですが、全くゼロからの新しい熱源を開発設計することもあります。
03
お客様に納得頂けるように、熱解析を活用した熱の見える化提案を効果的に行います。
04
新規図面をもとに、部品構成を確認し、手配漏れが無いよう段取ります。新しい協力会社へ手配をかける際は、社内の関係部門とQCDを検討し、必要に応じて品質指導等の対応をとります。
05
試作品はリードタイムがかなりタイトになることも多いため、納期調整は協力会社との連携が必要になります。当社の持ち味であるスピードを生かすためにも、ハンドキャリーや社内工程の見直しなども検討していきます。
06
07
試作品は、協力会社も初めて製作する製品であるため、ポカミスなどで不適合品となる場合があります。そのため、より詳細な検査を行い、かつ設計者による仕様確認のチェックを行います。
08
製品の破損や負荷がかかることが無いよう、個別包装、梱包を行い発送します。
01
品名(客先/社内管理番号)、個数、納期など、システム処理において必ず投入する情報は、わかりやすく整理し、簡潔に指示します。リピート品であっても、イレギュラー作業が発生する場合があるため、事前に確認し、必要な情報について、システムに反映しておきます。
02
営業情報を元に、できる限りお客様の要求に応えるため、協力会社の現況のキャパシティなどを考慮しながら、発注を行います。また、先々を見越した計画手配も行うことで、生産をコントロールしていきます。ここでは、社内、社外双方の間に立つ調整役としての立ち回りが重要になります。
03
協力会社からの納期回答がお客様の納期に間に合っていない場合や、実際に生産が遅延し納入が遅れる連絡がある場合もあります。協力会社や社内工程の状況を把握し、どのようにしたらお客様の納期遅延を回避できるかを関係者と協議し、最適な方法で調整を行います。
緊急性を要する場合もあるため、調整役としての力量が試されます。
04
05
不適合流出させることが無いよう、各検査員の力量に応じて検査の割振りを行います。納期に追われている場合であっても、検査に不備が無いよう適切な割振りと管理者によるチェックを徹底して行います。当社の品質を保証する最終工程であり、非常に重要な位置づけですので、緊張感をもって取り組んでいます。
06
特に破損しやすい製品や傷つきやすい製品については、手順書を参照しながら、個装を行っていきます。また、各添付書類や現品票、納地などに間違いが無いよう、逐次チェックを行いながら進めていきます。出荷量が多いときは、製品重量なども考えながら箱詰めを行います。
試作品の平均設計期間は2週間ほどです。
新規で提案する製品は1ヶ月以上にもなります。